透明な子供たち

子供には絶対言えないこと。
「親の人生が楽しくなるために子供は存在している」

去年12月に Youtubeで ひろゆきさん(2ch創設者)が言っていたのを聞きながら色んなつじつまが合いました。
確かに人生って自分のためにあるんですよね。
良い意味でも悪い意味でも。

https://youtu.be/9V3qTK06iWc?t=2489
(その時のYoutubeはコチラ)

あくまでも私が今まで見てきた感覚だけど、それなりに良い親子関係で子供時代を過ごせた人が全体の60%、それ以外の問題がある親子関係が40%の比率でいるように思います。
SNSなどで私達が見ているのは それなりに良い親子関係(演じてる場合もあり)で、問題がある親子関係は表に出てこないので見えていないだけだと思う。

なので、自分の親が悲惨だと思っても全体の40%に入ったんだなぁと思って なるべく早く家を出て親から離れて取り返していくしかないと思う。

私の好きな漫画家で 沖田×華さんと言う人がいるのですが彼女の描く漫画のテーマが生死を扱ったものが多いのに のほほーんとしたタッチで描かれていて読みやすい。
代表作の1つに「透明なゆりかご」があります。

彼女が(90年代)働いていた産婦人科で知った日本の3大死亡原因の1位は
「人工妊娠中絶」だと知ります。(中絶される子を人としてカウントするなら)

この世に存在しなかった”透明な子供たち” を集めて処理する毎日。
そのうち この世に存在しても親に本当の自分を見られていない子達も”透明な子” と同じではないかと感じ始めます。

透明な子は親から(色々な意味で)酷い扱いを受けて、殺される子、自殺する子、生きのびる子がいるけれど、生きのびたとしても子供の頃の記憶が消えない事も多いのでなかなか大変な人生だと思います。
あ、まるで私が全てを知ったかのように書いてますが、実際の大変さは分かっていないかもしれませんが もし今 毒親の元で苦しんでいる人がいたら何とか切り抜け方を探して欲しいと思っています。

一番は 今いる環境から出ていくこと。
親から逃げることだと思う。 なるべく遠くへ。
恐怖を引きづらないためにも早いほうが良いのですが・・・
(そんなの分かってるけど! と言われそうだけど)

沖田×華さんの漫画。こんなイラストです。

世の中には悪い大人も確かにいるけれど、良い大人もいるから何とか探してみて欲しい。
この世に生まれた「透明な子供たち」が無事に大人になって力を付けて欲しいと切に願っています。

先月 漫画「透明なゆりかご(9)」が発売になって久しぶりに読んで、感じたことを書いてみました。
良かったら読んでみてね。

※毒親の定義・・・子どもを “恥” や “罪悪感” を使って思い通りに支配しようとする親。
 他にはネグレクトや過干渉、暴力など要するに毒になる親のこと。