初めてセッションホスト(リーダー)をする時、とにかくお金の事だけは気をつけていました。
音楽以外では個人契約で仕事をしていたこともあり、最初にきちんとしなければと思っていました。
が、しかし・・・!
問題は色々と起こりました。
人が増えてチャージバックが増えるのと同時に 私は色々な問題を感じていました。
イライラすることが増えてメンバーにあたっていたし、メンバーは 他のセッションより稼げるので 私を責めないけれど・・・信頼していたので認めたくないけれどお互いに本心が言えなくなっていたように思います。
最後にやったセッションリーダーの時はホストメンバーをガラリと変えて好きな演奏者に頼んで 4年ほどさせて頂いたのですが、この時は問題なく毎回心地よく演奏していました。
そもそもなぜ問題が起きるかと言うと、相手(メンバー)との距離が近すぎて期待して(ある意味依存して)しまうからだと思います。
そこにお金が ほんの少しでも絡むと最悪の状況ができあがります。
数年前に 別のセッションに呼ばれてホストをした時、終わってから
「今日はギャラはありません。 演奏も全然ダメ」
と、言われたことがありました。
私は救われた気持ちになって、肩の荷が降りたような気分でした。
こんなに正直に言う人もいるんだなぁ。
具体的に何がダメで解決策があるか聞くとアドバイスをもらいました。
色んなことが変わった瞬間でした。
始めた頃は
「たいして弾けないのにギャラもらってる」
と言われると当たってるだけに辛かったし、だからと言って私だけ無料でやるとメンバーにギャラが払えなくなるし、安易なお客さんは無料のところに寄ってくるので 他の有料でやっているホストに迷惑をかけてしまいます。
1円でもお金をもらっうと責任が出てきてしまう。
できれば責任なくユルくやりたい。
でも出来ない。 不公平だー!(と思っていました)
そんな中で 良い方法を見つけました。
“ギャラは別にとっておいて全て寄付にまわす” ことです。
これが本当に良い方法かどうか分かりませんが、それなりに自己満足もあって、そしてチャージを払ってくれた方達に素直に感謝できます。
お金の事を言われても「大事に使います!」と言って笑っていられるようになりました。
最近はレッスン代にも使うことがあって、レッスン代って結構かかるので本当に助かっています。
今はギャラで悩むことが ほとんどなくなりました。
最初からこの(今の)環境だったら良かったのですが、経験が浅い私には仕方がなかったのかもしれません。
寄付だけにせずに 他のことにも使っていけたらいいなと思いました。
例えば このお金で何かちょっとしたイベントをしてみるのも良いかもしれません。
後は・・・自分が納得のいく使い方だと何でも良いのかもしれません。
問題は私自身だったんだな。